【うどんかるた】のクレーム対応は、深読みせずにいられない
香川県が作った『うどんかるた』に、外部から電話によるクレームが入り、販売を延期したという。
『うどんかるた』は香川県がPRのために、読み札を全国から募集し、審査員が「あ」〜「ん」の46作品を選び、12日に公表した。
さて、クレームが入った読み札とはどのようなものだろう?
問題となったのは【つ】の読み札であるという。
クレームが入るくらいだから、お正月に親戚一同でワイワイ遊ぶにはふさわしくない、R18指定にすべき過激な内容であったに違いない。
【つ】つまはじき そば屋は全て 破壊しろ
もしかすると、こんな内容で、全日本ソバ好き協会からクレームが入ったのだろうか。
なになに。。。今、入った情報によると、最初は「強いコシ」という言葉で始まるということだ。なるほど、
【つ】強いコシ 香川のうどんで 縛り首
おそらく、こういったバイオレンスな表現が槍玉に上がってしまったのだろう。確かに子供には不適切な読み札である。いい加減にしろ、香川県!!
えっ?違う?
じゃあ、一体問題になった読み札ってどんなんなの?というと
【つ】強いコシ 色白太目 まるで妻
とのことだ。
年配のお母さん方が大爆笑する、安定のきみまろテイストのネタである。。。
これにクレームを付ける方も付ける方だが、一々対処する香川県も香川県である。
「どうしたんですか?課長。」
「いや、、何ね。うどんかるたの件だけどもね。さっき電話でね。【つ】の読み札は、太めの女性に対する侮蔑じゃないっかってクレームを頂いてね。」
「ははは、全く最近は何にでもクレームつけたがる人がいるんですね。」
「いや君、笑い事じゃなくてね。市民の皆様から頂いたクレームを無視したとなるとね。これが色々と問題でね。」
「え?課長。じゃあ、そのクレームに対処しろってことですか?」
「まあ、それは公務員としてはね。当然のことだよね。」
「課長、、、そんなのいちいち対応してたら何にも面白いものなんて作れませんよ。」
「まあ、面白い必要なんてないんだよね。上からのお叱りさえ受けなければそれでいいんだよね。それが公務員の仕事だよね。」
「はあ、、、じゃあもういっそのこと、「強いコシ 香川のうどん うまいです」とか、何の面白みもない読み札にしちゃいますよ!」
「うーん、「うどんうまい」のところが「どんまい」っぽく聞こえちゃうね。どんまいっていうのは失敗した人にかける言葉だからね。まるでカルタを買ってくれた人が人生に失敗してる人みたいに思われちゃわないかね。」
「課長、、、」
といったような、やりとりでもあったのだろうか。
いや、しかしいくら事勿れ主義のお役所仕事とはいえ、過敏に反応しすぎのように思える。
実はもの凄いやり手のマーケッターがいて、
「ここはあえて、このモンスタークレームに乗っかりましょう!きっとTwitterやyahooニュースや「はてぶ」などで取り上げられて大きな話題となりますよ!」
といった深い思惑があるのでは、とも思えてくる。
もしそうだとすると、僕もそれにまんまと乗せられた一人ということか。
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