【手塚治虫の遺伝子は?】簡易検査キットに興味津々
DNA鑑定などというと、犯罪捜査の現場で使われたり、
「おい!本当に俺の子なのか!? ちゃんと検査しろ!!」
「ひどい!!最低!!!」
といった厄介な事案に使われたりすることも多く、どうにも物々しいイメージがあるが、これが近頃では、カジュアルにイメチェンし、新たなビジネスとして脚光を浴びているのだという。
大手も続々と新規参入する遺伝子解析ビジネスとは?
『ヤフー』や、プロ野球で御馴染みの『DNA』なども相次いで新規参入している遺伝子解析ビジネスとはどういうものかというと、ユーザーはまず、数千円から数万円の遺伝子解析キットを購入する。そのキットには遺伝子を採取するための道具が入っているので、それで自分の遺伝子を採取する。といっても注射器で血液を採ったりといった難しいものではなく、綿棒のようなもので、ほっぺたの内側の粘膜をさっと採取するだけだ。
そして、その綿棒を鑑定機関に郵送すれば、数日後には専用のwebサイト上に解析結果がアップされ、将来かかりやすい病気(ガンや糖尿病や高血圧など)の遺伝子的リスクや、肥満リスク、禿げやすさ、個人の持って生まれた特性や性格、遠い先祖の情報などが分かるという。
マンガの神様の遺伝子情報
またこの度、遺伝子ビジネスの「老舗」であるジェネシスヘルスケアが、「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」と題して、本人が愛用していたベレー帽より採取した毛髪により、『天才』がどういった遺伝子を持っていたのかを解析し、話題となった。
その解析結果によると、「知的好奇心が強い」「記憶力が高い」「幸福感を感じやすい」「集中力が高い」「協調性が高い」「被害防止能力が低い」などといった、マンガの神様の特性が分かった。
また、ジェネシスヘルスケアでは、このプロジェクトにあわせて、手塚治虫の名作『火の鳥』をパッケージにあしらった限定版の遺伝子キットの販売を行っている。
まあ、こういった遺伝子検査は会社によって結果にばらつきがあることなどから、その信憑性が疑問視されていることも確かであるが、心理テストや占いのたぐいと割り切って、話のネタにやってみるのも面白い。
今なら通常価格よりも1万円安い19,800円で検査を受けられるも大きな魅力だ。
うーん、どうしよう。面白そうだし購入してみようかな。。。
ビッグビジネスの匂い!社員教育などに応用できるのでは?
ただ、その信憑性はどうであれ、通常の性格診断などと違い、遺伝子から個人の本質を解明!となると、やはりそのサイバー感と未来感で、ハハーッと全面的にひれ伏してしまいそうになる。
昨今、社員研修などに、性格診断の結果などを利用して、個人の資質にあわせた研修を行っている会社も多数あり、実際に研修の成果も上がっている。もちろん、
「ああ、俺ってこういう性格なんだ」と思い込ませることで、研修の効果を高めるプラセボ効果によるものが大きいと思うが、その性格診断にこういったDNA解析を用いると、その効果はさらにアップするのではないだろうか。
何しろ、その『ホンモノ』っぽい雰囲気は、複数のアンケート結果から割り出す性格診断などとは比べ物にならないからだ。
やばい、これは人事研修などを受け持つこともある我々社労士にとって、ビッグビジネスのアイデアなのかも知れない!!
ああ、誰かに先をこされちゃったらヤバいなあ。軽い気持ちでこんなところに書くんじゃなかったかも。
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