退職理由ランキング!平成生まれが3年以内に退職した理由、第1位は?
企業リサーチサイト「Vorkers」は14日、新卒3年目までに退職した平成生まれの元社員を対象とした「平成生まれの退職理由ランキング」を発表しました。
まず、いきなりですが気になる結果は下の通り。
意外にも退職理由の1位は
ブラック企業問題などが取り沙汰される中、退職理由の1位は「残業時間の長さ」かと思いきや、意外にも「キャリア成長が望めない」というシビアな理由が1位。
具体的な意見としては
「安定はしているが、女性の成長機会がなかなか設けられていない」
「将来を考えると、手に職がついていなく、つぶしのきかない仕事内容に思えた」
「思っていたキャリアと違い、自分の将来像と重なる部分が無いと感じた」
など、いや、若いのにご立派。ちゃんと将来のことを考えているんですね。
と言いたいところですが、入社して1年目〜3年目の時期なんていうのは、まだまだ、仕事や会社のこともわからず、毎日先輩の手伝いや勉強ばかり、せいぜい、ちょっとしたプロジェクトの一端をかじらせてもらえれば御の字といったところ。
ほとんどの人間がこの時期
「思てたんと違う。。。」
という悩みにぶつかります。
それを乗り越えて、徐々に仕事にやりがいを見出せるようになり、仕事が楽しくなってくるもんですが、さすが平成生まれ。判断が速いです。
まあ、でもね。本当に「こんな会社未来ないわ」って思ったら、スパッと見切り付けて、次の仕事探すってのもアリだと思います。
毎日、嫌々出勤し、どんどん瞳が死んだ魚のように濁っていって、
「会社が悪い、
俺がこんなに辛いのは会社が悪い、
俺に彼女がいないのも会社が悪い、
HUNTERxHUNTERがまた休載するのも会社が悪い、
全部会社が悪い。。。」
と、なるくらいなら、自分に自信がある若い方は、就職売り手市場の今をチャンスにし、キャリアアップ目指してどんどん転職していってもいいんじゃないかと思います。
やはり残業時間の多さも問題に
さて、このランキングを業種別に見てみると、『小売』、『不動産関連』、『飲食』、『放送・出版』などの業種では、「残業・拘束時間の長さ」が退職理由の1位となっており、その他の業種でも理由の上位を占めるなど、やはり業界を問わず残業時間の多さに悩んでいる若手社員が多いことがわかります。
これについても、一昔前「24時間戦えますか?」なんてCMが普通に流されていた時代と違いますので、企業としても優秀な人材を確保し、今後生き残っていく為には、根本的な体質改善が絶対条件になるでしょうね。
それにしても、もし今、あのCMが流されてたら、速攻TwitterやFacebookで炎上して、ほんの数日で放送中止ってことになるんでしょうね。なんか、嫌な世の中になっちゃったなあって思います。自分の考えと異なる思想は絶対に認めないっていう、過激派イスラムと同じような、ネット宗教とでも呼ぶべき風潮が溢れていて、なんか面倒くさいなあって思っちゃいます。
会社が成長する為に、ホワイト化は必須
ちょっと話がそれましたが、ブラック企業には絶対就職したくない!っていう考えの若者が増えている中、考え方を変えれば、これからの時代、ホワイト企業になればなるほど、優秀な人材が容易く採用できるということです。
中小企業でホワイト企業なんて目指したら、利益がでなくて会社が潰れちゃうよ!なんていう社長さんもおられるかもしれませんが、ブラックが溢れる中小企業の中においてこそ、その白さは一層際立ちます。
今は厳しくても、会社をホワイトにしていくことで、優秀な人材が集まり、長い目で見れば、結果として会社も成長し、社員も幸せです。
顧客に向けるサービスの向上だけでなく、従業員に対するサービス向上についても、経営者の手腕が問われる時代になってきましたね。
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