10〜12月GDPが増税後初のプラスに。しかし成長は市場予想以下
内閣府が16日に発表した、2014年度10〜12月期の国内総生産(GDP)は実質で前期比0.6%増、年率換算で2.2%増となり、3四半期ぶりにプラスに転じ、消費税増税後では初のプラスとなったものの、民間エコノミストによる年率3.8%増という予想は大幅に下回りました。
ところでGDPって何?
ここで一応GDPについて簡単に説明しておきますね。
日本国内では、個人がモノを買ったり家を建てたり、会社が機械を買ったり工場を建てたりしていますが、こういう国内で使われたお金を全部合わせたものがGDPです。
このGDPの金額が前の1年間よりも増えるとその国の経済が『成長している』ということになります。
大企業はウハウハ、しかし中小企業は未だ厳しく
今回GDPがプラスに転じた要因としては、円安により輸出が増えたことや、海外からの旅行者の日本国内での消費が増えたことが挙げられます。
また、自動車や電気産業を中心に、上場企業は15年3月期の経常利益が、7年ぶりに過去最高となる見通しです。
一方、日本国民の財布のヒモはなお固く、個人消費は前年比0.3%と勢いを欠きました。これは、物価の伸びに対して、賃金の伸びが未だに少ないことが原因です。
まず大企業が、円安や原油安で得た果実の恩恵を、従業員や下請けの中小企業に分配し、またその中小企業が自社の従業員や取引先に。。。というような好循環が生まれれば、物価上昇率より賃金上昇率が上回り、個人の消費が増え、さらなるGDPのプラス成長が見込まれます。
実際に、大企業の今年の春闘においては大幅なベアが容認される動きも見られます。一方、中小企業においてはまだまだ厳しいのが現実です。
乗るしかない、このビッグウェーブに!!
世間では高級車やプレミアム商品の売上が好調であったり、ファミリーレストランの「デニーズ」が高級路線に転換することを発表するなど、確実に「持っているヒトは持っている」状況になってきています。
この「持つ層」と「持たざる層」の二極化がさらに進んでしまうのか、中小企業や、私のような個人事業主にも、好景気の恩恵が降り注ぐのか、今がまさに分岐点です。
しかし、政府がどうにかしてくれるのを待っていても、何も始まりません。黙って指をくわえているだけでは確実に「持たざる層」で終わってしまいます。
2020年の東京オリンピックを控え、日本がこれから順調な好景気の波に乗れたとして、今何か行動を起こすのと、起こさないのでは5年後、10年後の立場が大きく変わっているでしょう。(具体的に、どんな行動を起こすのかは自己判断でお願いします。投資を始めるもよし、起業するもよし、可愛いお嫁さんになるもよし、サンバ教室に通うもよしです!)
まさに、乗るしかない、このビッグウェーブに!なのです。(注: さざ波に終わる可能性もあります。)
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