【ダサい!】なぜ日本製品はワクワクしないのか?
家具チェーン最大手のニトリホールディングスが4月にも東京銀座に進出する。新店を通じてブランドを浸透させ、これまで十分に取り込めていない若い女性客を開拓することが狙い。
ニトリは最近、従来の低価格商品から高価格商品へのシフト戦略が成功し、好調な業績を上げています。今回の銀座への出店も、ニトリのブランド力をさらに強めたい思惑があると思われます。
しかし、個人的な意見ですが、どうもニトリの商品ってワクワクしないんですよね。確かに安価で良質な商品が揃っているとは思うのですが。。。
どうしてもデザイン的な面や、家具を部屋に置いた場合を想像したときのワクワク感は、同じような価格帯でも圧倒的にIKEAの方が勝っていると思います。
若い女性層を取り込みたいのならば、どうしてもっとデザインを強化しないのか!そーゆーとこやぞ!ニトリ!!って思っちゃうんですよね。(でも、家にもニトリ製品は沢山あります。お世話になってます!)
悪そな奴は、だいたい友達。カッコいいのは、だいたい海外。
家具に限らず、ネットで色々と物色していて、
「お、これカッコいいな!」
って思う商品って、だいたい海外製品だったりしませんか?
でも、そういった海外製品って、得てして同じような機能を持っている日本製品と比べて、値段が高かったり、故障しやすかったりといった理由で、仕方なしに、ダサいなーと思いながらも日本製品を買ってしまうことってないですか? でも買った後でやっぱり後悔してしまう。
確かに日本製品は安価で高機能で、高品質なんですが、なんか愛せない。
一方、デザインが素敵な海外製品は、見ているだけで楽しくなるし、ちょっと不便な所があっても、またそれが逆に愛おしくなってくる。
「男は顔じゃなくて中身よ、やっぱりまじめで誠実な人が一番よ!」
なんて言っていても、結局
「あなたは確かにいい人よ、でもやっぱり、それだけじゃ物足りないの、ごめんなさい」
ってなるわけじゃないですか。だからこそ
「昼顔サイコー!!イケナイことだと思うけど、憧れちゃうー、たくみー!抱いてー!!」
ってなるわけですし
「キャー!岡田クーン!!ちょっと、私の岡田クンが見えないじゃないの!!テレビの前通らないでよ、このバカ亭主!!」
ってなるわけじゃないですか。
ちょっと泣いてきます。
なぜ日本製品はダサいのか
。。。えっと、何の話でしたっけ?
あ、そうそう。どうして日本製品がこうもダサくなってしまったのかというと、日本企業では、営業の中核を担っている人たちが、デザインの重要性を理解してこなかったとことが原因だと思うんです。
目先の売上げばかりを重視した結果、全世代に幅広く受け入れられる為の『最大公約数』的な無難なデザインが蔓延したり、売場で目を引く為だけの派手なデザインが重宝されてきてしまったのです。
確かに、「良いものを安く」という経営方針が十分に機能していた大量消費時代であれば、これまでの方法論で問題なかったと思います。しかし、消費者の趣味思考がこれほどまでに細分化してしまった21世紀において、この方法論は通用しなくなってきました。
実際に21世紀に入って売れているのは、Apple製品であったり、ダイソンであったり、プロダクトデザインの重要性を良く理解している海外企業の製品です。
また、国内企業でもスズキのハスラーが好調な売り上げを記録しているのは、今までの軽自動車に対して、「安くて燃費もいいんだけど、なんか可愛くないんだよなー」という不満を抱えていた層に、あの遊び心のあるデザインが受けたことが大きな要因だと思います。
これからの消費キーワードは「ワクワク感」ではないかと思います。
単に機能性に優れた製品というだけではなく、その商品や、サービスが消費者を「ワクワク」させるかどうかということが、ますます重要になってくるでしょう。
国内企業がデザインの重要性を理解してこなかったが為に、国内の優秀なデザイナーの多くが海外へ流出しています。
日本製品は、中身はバッチリなんですから、もっとデザインの重要性を理解して、かつてその機能性で世界を席巻したように、今度はデザインセンスで、日本はおろか、海外の人たちからも
「キャー!素敵ー!!抱いてー!!」
「ファッキンクール!!ホールドミー!!」
って言われるようになって欲しいですよね。
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