社労士による時事ネタコラム

奈良の社会保険労務士事務所「よしだ経営労務管理事務所」の代表です。 このブログは、社会保険労務士および集客コンサルタントの立場から、日々のニュースで取り上げられた労働、雇用問題や法律についての解説をしたり、一般人としての立場から駄文を書いたりするコラムです。

ラウンドワンが喫煙OKに。僕は禁煙中なので実はどうでもいい。

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思うところがあり、禁煙をしている。

思えば学生時代より吸い始めたタバコとも20年の付き合いであった。

多いときで一日二箱ほど吸っていた20代の頃にくらべると、かなり数は減ったものの、それでも一日十本程度は吸う愛煙家だったが、禁煙をはじめてなんだかんだで3ヶ月が経とうとしている。

未だに、ふとタバコが恋しくなることはあるものの、一時期と比べるとタバコのことを考えることもほとんどなくなった。

青春時代、恋人と別れ、徐々にその人のことを忘れて行く過程もこんな感じだっただろうか。

そんなことを考えながら、窓際に寄り添い、遠い目をする。ここで、タバコに火をつければそれなりに絵になるのだろうが、禁煙中の僕の手に握られているのは、ブラックサンダーなので、どうにもしまらない。

有楽製菓 ブラックサンダー1本×20個

有楽製菓 ブラックサンダー1本×20個

 

 それにしても、昨今の喫煙者に対する風当たりの強さはどうだ。

僕なんかは、喫煙可能な場所でしか吸わないし、携帯灰皿も必ず持参している比較的マナーの良い喫煙者だったと思う。

しかし運転中、前を走る車の窓から、タバコを指に挟んだ腕を出し、タバコの灰はおろか、吸い殻さえも道路に捨てるという輩を目にするたびに、イライラが頂点に達し、このまま後ろからぶつけてやろうかという欲求を抑えるのに苦労したものだ。

というのも、僕を含む大半の喫煙者は、喫煙マナーを守っている常識的な人間であるにもかかわらず、こういったごく一部の、非常識な喫煙者のおかげで、喫煙者全体のモラリティが疑われ、結果として、喫煙者に対する迫害活動が魔女狩りのごとくヒートアップするからだ。

また、喫煙者である我々もそれに対して『生まれてすいません』と素直にうなだれるしかない。

どうして、非喫煙者よりも高い税金を納めている我々がここまで非人道的な扱いを受けねばならぬのだ!と憤怒したところで

「だってお前ら、どっちかっていうと世の中に迷惑かけてるじゃん」

と言われれば、『スマヌスマヌ』と頭を地面にこすりつけるしかない。

しかし、そうやって世間に後ろ指を指され続けてきた僕も、禁煙を開始したことで、月に一度は夕食に甘いお菓子が付くようになり、一日30分だけ好きな番組を見ても良いという許しが看守から出た。禁煙サマサマである。

 

 

えっと。。。どうも話がおかしな方向にいってしまったが、なぜこういうことを書こうと思ったのかというと、レジャー施設のラウンドワンが、今年の4月より時代の流れに沿って完全分煙化を行ったところ、客数が急減したため、ボウリング場とゲームコーナーで12月から再びタバコを吸えるように方針転換するというニュースを読んだからである。

まあ、売上が全てということなのだろうが、ラウンドワンは本当にそれで良いのだろうか。

ラウンドワンが求める客層が愛煙家ということならば問題ないだろうが、もしファミリー層などを呼び込みたいのであれば、この安易な方針転換は致命的だ。

分煙化を実現した4月以降からまだ日が浅く、タバコを嫌うファミリー層にはまだ、『ラウンドワン=分煙でクリーン』というイメージは浸透していない。一方愛煙家にとっては、ラウンドワンでは気軽にタバコが吸えない場所になったのだから、一時的に客足が遠のくのは当然である。

このままがんばって、ラウンドワンはクリーンで家族が楽しめるレジャー施設だということが広く認知されれば、徐々に客層は変わっていっただろうに、ほんの半年たらずで、もとの方針に戻してしまったとなれば、ラウンドワンはお客の健康よりも売上を重視する会社だというダーティーなイメージが付いてしまうだろう。

いや、まあ僕も禁煙などしていなければ

『やったぜ、ラウンドワン!喫煙者の救世主!!』

などと、持ち上げていたのだろうが、今となっては正直どうでもいい。

人の変わり身とは恐ろしいものである。

 

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