社労士による時事ネタコラム

奈良の社会保険労務士事務所「よしだ経営労務管理事務所」の代表です。 このブログは、社会保険労務士および集客コンサルタントの立場から、日々のニュースで取り上げられた労働、雇用問題や法律についての解説をしたり、一般人としての立場から駄文を書いたりするコラムです。

【胸熱】日本のロック名盤ベスト100を読みながら、音楽好き達と酒を飲み交わしたい。

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『俺的名盤ベスト10』

『無人島に持っていくなら、この10枚のアルバム』

音楽好きなら、誰でも一度は考えたことがあるのではないだろうか。

でも、音楽が好きであればあるほど、

「いや、待てよ。やっぱこのアルバムも捨てがたい。しかし、そうすると、コイツがランキング外になってしまう。あー、どうやっても後で後悔しそうだぁ!!」

と、頭を掻きむしり、最終的には

「ま、誰に発表するワケでもないし、別にどうでもええやねん。」

と、無駄に悩みまくっていた自分に、可愛くテヘペロするわけだが、

その音楽好き達の永遠の不毛議論に、果敢に挑んだ猛者がいる。

しかも、ベスト10どころではなく、ベスト100だ。

ということは黒柳徹子10人分だ。

あのタマネギヘアー10人に、かごめかごめ状態で囲まれた中で

「どーも、こんにちわ。黒柳徹子でございます。」

「あなた、ロックの名盤を100枚だけ選ぶんですって。」

「まあ面白い。本当にそんなこと可能なの。」

「草野さん、私もスーパーひとしくんで。」

と四方八方から独特の鼻声で次々と機関銃のように攻めたてられた中で、俺的ベスト100を選ぶなど常人の神経ではとてもじゃないが持ちこたえられそうにない。

あれ? いったい何の話をしているのだろう。。。

 

そうそう、名盤ベスト100の話である。

洋楽においては

『ローリングストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500』

としてロック創世記から現代までのオールタイムベストが2003年にランキング形式で発表され話題となった。

これを受けて、日本のオールタイムベストアルバム100を選出しようじゃないかということで、発表されたのが以下の『日本のロック名盤ベスト100』である。

日本のロック名盤ベスト100 (講談社現代新書)

日本のロック名盤ベスト100 (講談社現代新書)

 

 著者である川崎大助氏が、名盤と呼ばれる日本のロックアルバム約1000枚の中から、独自の選考基準により100枚を選び抜いたものだ。

気になる選考基準は、①音楽的一途さ ②オリジナリティ ③革新性 ④コア度 ⑤影響度 の5つ。

この5つの基準を点数化し、ランキング化した後、さらに「レコードじゃんけん」と称し、右手と左手に2枚のアルバムを持ち、ランキング順位とはいったん「逆順」にしてみて、本当にこれでいいのか再考し、疑問が残れば点数を微調整する。といった作業の末、慎重に決定されたのがこのランキングである。

あと、このランキングはいわゆる『俺的ベスト』ではなく、あくまでも、著者自身がロックンロール博物館の学芸員になったつもりで、私情を排除して考え抜いたとのこと。

となると、やはり気になるのは、そのランキングである。

ネタバレになるとまずいので、細かなランキングを公表することは避けるが、個人的には、

「50歳くらいの音楽評論家がいかにも選びそうなランキング」

という感想をもった。

「オールタイムベストなのに、なんで岡村ちゃんの「家庭教師」が入ってないねん!!」

「好き嫌いは別として、さすがにB'zが一枚も入ってないのは公平なランキングとしてどうなの?」

など、ランキングに若干の疑問が残ることは否めない。

でも、それでいいと思う。

音楽好きにとってのベストはやはり、自分が青春時代に胸を焦がしたアーティスト達である。いくら私情を挟まないとはいえ、音楽を愛すれば愛する程、このような偏りは強くなってしまうだろう。

結局、誰かが作ったランキングを見て、

「あー、俺ならコレを入れるな」

とか

「おいおい、コイツよりコレの方が順位上だろ!!」

といった議論をするのが、音楽好きにとっては一番楽しいのである。

そういう意味でも、この書籍は音楽好きにとって、一度目を通す価値のある本だと思う。

で、気になるオールタイムベスト1はというと、

「まあ、それ出されちゃったら何も言えんわな。。。」

という、アレです。日本語ロックの原点ともなったアレですよ。

 

 

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