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社労士による時事ネタコラム

奈良の社会保険労務士事務所「よしだ経営労務管理事務所」の代表です。 このブログは、社会保険労務士および集客コンサルタントの立場から、日々のニュースで取り上げられた労働、雇用問題や法律についての解説をしたり、一般人としての立場から駄文を書いたりするコラムです。

ロッテリアで「ちょい呑み」? アルコール提供で夜間の客層開拓へ

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「ちょい呑み」がブームということらしい。

例えば、牛丼の吉野屋では夕方以降「吉呑み」と称して、一定のスペースを居酒屋として運営することで、夜間の売り上げが大幅にアップし、実施店舗を6月末までに360店に拡大することが決定した。

また、同様に松屋でも居酒屋メニューの提供を5月より開始している。

とまあ、ここまではわかります。

もともと、牛丼屋とビールという組み合わせは、アクセルローズにホットパンツ、団地妻に昼下がり、という具合に、とても相性のいい組み合わせですから。

中島みゆきの「狼になりたい」でも

♪夜明け間際の吉野家では ・・・・(中略)

向かいの席のおやじ見苦しいね

ひとりぼっちで見苦しいね

ビールを下さい ビールを

胸がやける♪

と歌われていました。

ですから、くたびれた中年オヤジや、涙でメイクの崩れた訳ありホステス(名前はアケミ)などが吉野家のカウンターで1人、牛丼とともにビールを一気にあおるという光景は我々の心象風景として存在し、吉野家が居酒屋スタイルのサービスを提供することも、違和感なく受け入れることが出来ます。

ただ実際のところ、このちょい呑みを利用しているのは、くたびれた中年や、訳あり女性ではなく、20代〜30代の若い男性がメインとのことですが。

 

 

ファーストフード店も『ちょい呑み』導入へ

吉野家などが、「ちょい呑み」で夜間の若者客を取り込むことに成功したのを受け、他の飲食業でも「ちょい呑み」の導入に踏み切る店が増えてきました。

その中の一つが「ファーストフード」。

ロッテリアでは、7月末までにビール・つまみ類の販売店舗を52店に拡大し、

バーガーキングでは7月末より、約50店舗でクラフトビールなどを販売することが決定しています。

「ロッテリアでビール」、なんなんでしょう、この違和感。

不思議なことに、ビーチサイドのバーガーショップで、バーガー片手にビールとなると、ビーチボーイズやサザンをBGMに、爽やかな夏のイメージとなるのですが、

夜のロッテリアでハンバーガーとともにビールをあおる、となると、キースリチャーズに学生服、団地妻に高原の風、ぐらい違和感があります。

まあ、晩に家族とロッテリアに来たお父さんが、ハンバーガーを注文するついでに、軽くビールもというのはわかるのですが、ロッテリアが狙っている客層はそうではなく、帰宅途中の会社員ということです。

しかし、私の違和感をよそに、実験的に導入した20店舗では、夜間の売上が順調に伸びているということです。

 

安易なドーピングは重大なイメージ低下を招きかねない

いやー、でもどうなんでしょう。アルコールを提供することで、一時的に売上は伸びるかも知れませんが、ファーストフードにとって一番大事な「ファミリー客」の店舗イメージの悪化を招きかねず、かなり危険なドーピングです。

マクドナルドの現在の低迷ぶりも、一時の売上を追求するあまり、ファミリー客よりビジネスマンの取込みを重視したことで、ファミリーや若年層のマクドナルド離れが進み、『幼い頃、家族で休日にマクドナルドでハンバーガーを食べた楽しい思い出』や、『学校帰りにマクドナルドで友達と長時間語り合った思い出』を持つ若者が減り、ハンバーガーと言えばマクドナルド!というパブリックイメージとブランド力が低下したことが原因であると指摘されています。

もうすぐ40代に差し掛かろうとしている僕などは、ロッテリアで独りビールをあおるぐらいであれば、吉野家でビール片手に牛丼を食べながら、向かいの席の訳ありホステス(名前はアケミ)に、

『向かいのオヤジは、吉野家で寂しくビールか。まったく見苦しいね。

 ふふっ、まあアタイも同じようなもんか』

と言われるような立派な中年オヤジになりたいと思うわけです。

 

吉田類の酒場放浪記 9杯目

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