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社労士による時事ネタコラム

奈良の社会保険労務士事務所「よしだ経営労務管理事務所」の代表です。 このブログは、社会保険労務士および集客コンサルタントの立場から、日々のニュースで取り上げられた労働、雇用問題や法律についての解説をしたり、一般人としての立場から駄文を書いたりするコラムです。

イルカがなければお菓子を食べればいいじゃない。水族館のイルカが漁で入手不可能に。

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和歌山県の追い込み漁で捕獲したイルカを水族館展示することはけしからん!

として、スイスに本部を置くWAZA(世界動物園水族館協会)が日本動物園水族館協会(JAZA)に改善・除名通告を行っていた件について、JAZAで本日行われた会員投票の結果、WAZA残留の投票が多数を占めJAZAは協会に残留する意向を固めました。

この結果JAZAに加盟する施設は今後、追い込み漁で捕獲したイルカの入手ができなくなります。

「イルカの追い込み漁」とは和歌山県太地町で伝統的に行われているイルカの捕獲方法で、水面を叩いて大きな音を出し、イルカの群れを入り江などに追い込んでいく漁法ですね。

アカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」で、その漁法がショッキングに世界に発信されたことで、一気に批判が集まりました。

まあ、よくある「イルカちゃんが可哀想(小並感)」という感想で、

「日本人は残酷だ!」

と欧米諸国からバッシングを浴びたわけです。

いや、牛さんだって、豚さんだって可愛いやろ!

批判している人たちからすれば「それはそれ」で、とにかく

「イルカ イジメル ユルサナイ」

というわけですね。

 

 

中島らもさんの「人体模型の夜」という短編集に収められている「貴子の胃袋」という話はこのような内容でした。

ある家族の夕食中、テレビでは香港のグルメを紹介する番組が流れており、そこでは、犬を食材として料理する様子が映し出されていた。

それを見た娘の貴子は「犬を食べるなんてひどい!」とショックを受ける。

父親は「文化の違いだから仕方がない。他国の食文化に干渉するべきではない」と娘をたしなめる。

しかし、それに反発した娘はそれ以降、菜食主義者となる。

菜食主義者となった貴子は、肉や魚を食べる両親を「汚れている」と見下すようになる。

「牛肉や豚肉をおいしそうにグチャグチャ噛んでいるあなたたちを見ると、鬼や化け物に見える」と言う娘の発言にキレた母親が

「生き物の命を取らないっていうんなら、あなたが食べている植物だって生きているじゃないの!」と反論する。

その日以来、貴子は出された食事をクローゼットに押し込め、一切の食事を取らなくなる。貴子の部屋から漂う異臭に気づいた母が、貴子のクローゼットを空けると腐敗した食べ物が部屋に散乱する。

このままでは貴子が死んでしまうと思った母親は、無理矢理、娘の口に肉や牛乳を押し込める。

口の中の物を吐き出しながら、台所に逃げ込んだ貴子の手には包丁が握られており

「やっぱり、あなたたちは悪魔だ!」といって両親に襲いかかる。

何とか貴子を押さえ込み、病院に入院させることに成功。徐々に元気を取り戻していく貴子。

 

最後に、父親はこう思う。

もし今度同じことが起こって、貴子が再び私たちに刃を向けたら、こう言ってみるつもりだ。

「悪魔なら、殺してもいいのかい?」

 まあ、おそらくイルカの捕獲反対!なんていって、和歌山の漁師さんを攻撃したり、漁の邪魔をしている人たちは、ここまでの信念なんてないでしょうから、

「イルカは可愛いからダメ!牛や豚は美味しいからOK!悪魔?もちろん殺すでしょ」

てなもんでしょうけど。。。

それにしてもWAZAには、他国の文化をもっと尊重出来る、想像力のある聡明な人間は1人もいなかったのでしょうか?

 

_ (アンダーバー)

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