社労士による時事ネタコラム

奈良の社会保険労務士事務所「よしだ経営労務管理事務所」の代表です。 このブログは、社会保険労務士および集客コンサルタントの立場から、日々のニュースで取り上げられた労働、雇用問題や法律についての解説をしたり、一般人としての立場から駄文を書いたりするコラムです。

GW明け。五月病が本気を出す

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ううぅ。GWが終わってしまった。。。

これから俺は何を目標に仕事をすればいいんだ。。。

 

まあ、私はこんな商売ですので、基本的にGWもあまり関係なく仕事をしていたのですが、GW明けの今日、世間は

「仕事に行きたくない」

「悲報。次の祝日は7月20日」

「GW。ああ、すべてが懐かしい。。」

などと、阿鼻叫喚する声で溢れているようです。

そこで、ふと考えてしまいました。

『五月病っていつからあるんだろう?』

 

5月病の歴史

もちろん、五月病という言葉が出来たのは、昭和23年に祝日法が施行され、GWが誕生した後だと思いますが、同じような症状は一体いつからあるんでしょう?

まず、この五月病という症状自体、4月に入学や入社があり、その後すぐにGWという長期休暇がある日本独自の症状のようで、海外では見られないようです。

ただイギリスでは、クリスマス休暇明けで仕事や学校が再び始まった時に憂鬱な気分になる『1月病』なる病気があるようで、長期休暇の後に心のバランスを崩してしまいやすくなるというのは、全世界共通なのかもしれません。

さて、この5月病。簡単に言うと、季節の変化による心の病な訳ですが、古くは紀元前400年頃すでに、「医学の父」とよばれるヒポクラテスがこの病気について言及していたということです。

ただその後、こういった心の病に関する研究は、

「サタンの仕業だ!」

といった非科学的な思想によって、いつの間にかかき消されていってしまったようです。

再び、心の病に関する研究が活発となるのは、なんと20世紀に入ってからとのこと。

精神病理学者テレンバッハが著書『メランコリー』で憂鬱についての研究を発表したことで、それまで悪魔の仕業であると、社会の底に葬り去られていた心の病が再び浮上してきたのです。

日本でも、昔から「気鬱」といって、今でいう鬱病についての記述は古くから見られるようです。もちろん、海外同様「たたりじゃ」「狐憑きじゃ」といった非科学的な思想により、神社やお寺に詣でたり、お祓いをしたりという方法で対処していた場合もあるようですが、一方、中国から伝来した東洋医学が主流であった時代においては、現在と同じように漢方を処方したりもしていたようです。

まあ、通常の5月病であれば、放っておいても1ヶ月程度で治ってしまうようですが、症状が悪化してしまわない為にも、とにかく楽しいことを考えるのが一番ですね。

例えば、

・今欲しいものを色々挙げてみて、カタログを集めてニヤニヤする。もしくは思い切って購入してしまう。

・早速、夏休みに向けての計画を練り始める。

などはどうでしょう。とにかく鬱陶しい梅雨さえ乗り越きれば、そこに待っているのは太陽サンサンのサマバケです。

僕も、車の音楽はサザンとビーチボーイズのヘビーローテーションで、さっそく夏に向けて気分を盛り上げていきたいと思いますよ!

 

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