社労士による時事ネタコラム

奈良の社会保険労務士事務所「よしだ経営労務管理事務所」の代表です。 このブログは、社会保険労務士および集客コンサルタントの立場から、日々のニュースで取り上げられた労働、雇用問題や法律についての解説をしたり、一般人としての立場から駄文を書いたりするコラムです。

【衝撃】ハイレゾ音源を初めて聴いてみた結果

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「ハイレゾ音源」

まあ、もちろん存在は知っていましたし、通常のCDなんかよりも、情報量が多く、今まで聞こえなかった音が聴こえることで、音源が録音された際のマスターと同等の音質で聴くことが出来るという原理もわかっています。

でも、ハイレゾ音源を聴く為には、専用の機材やプレイヤーなどが必要となるので、まあ多少興味はあるけど、お金をかけてまで聴くほどではないか、と今まで素通りしてきました。

あと、実は僕は大学では音響工学を専攻しており、また若い頃、ミュージシャン志望だったこともあり、未だに家には組み立てタイプの防音室や、様々な楽器、宅録(自宅で音楽を録音することの略)用の機材が沢山あります。それでまあ、レコーディングや音質に関する知識も一般の人よりは多少はあると思っているのですが、しかしながら

「音質は、こだわりだせばキリがない。最終的には曲の良さと、良い演奏、そしてガッツ。それが全て。キリッ!」

という考えを持っていますので、あまり音質にこだわるタイプではありませんでした。

まあ、自分の演奏や歌がどうしても上手く録音出来ないときは、自分の下手さを認めたくないがために

「すべて、機材が悪い。あー高級機材があればなー。プロが使ってる機材なら、俺だって上手く演奏できるのになー。無念やわー」

と現実逃避をしていましたが。。。

まあ、そんなこんなで、ハイレゾ音源に関しては基本スルーだったのですが、ちょっと気になる音源がありました。

それが、これです。

今でこそ、音楽通を気取り、

「やっぱ、ジャズの神髄はアドリブだよね。そういった意味でもコルトレーンがやっぱ至高じゃないかな。」

とか

「スライなんかのブラック・ファンクのねちっこいグルーブも、もちろん良いんだけど、トーキングヘッズがリメインインライトで聴かせたホワイト・ファンクのクールなグルーブ感がたまらないよね」

などと、のたまって、周囲から

「あいつ、うぜえ」

と塩をまかれているわけですが、一番最初に音楽に目覚めたのは、小学生の時に友人宅で初めて聴いた、このTM Networkの「CAROL」がきっかけでした。

とにかく、今までラジオやテレビで聴いていたアイドルやアニメの曲とは違う雰囲気に

「なんだこれ!カッコいい!」

「どうやって、こんな音出してるんや?」

と、シンセサイザーという楽器の存在を初めて知り、そこからいろんな楽器や、音楽に触れていくきっかけとなりました。

そういう経緯もあり、自分にとっては特別な意味をもつ「CAROL」というアルバムだけに、

「むう。一度ハイレゾで聴いてみたい。あの頃聴きまくった音とどれくらい違いがあるのだろう」

という興味がムクムクと沸き上がってきました。

しかし、ハイレゾで聴くとなると、またD/Aコンバーターとか買わんとあかんし。。。さあ、どうすっぺ?

と思っていたのですが、

「あれ?よく考えたら、俺、結構良いコンバーター既に持ってね?」

と、気がつきました。

実は、僕の所有している宅録機材の中に、「FIREFACE UC」という、外部からのギターやマイクの音をパソコンに取り込むためのコンバーターがあり、それを使えば普通にパソコンから出る音を最高品質のアナログ音に変換して、ハイレゾ音源を聴くことが出来るのでした。

「なぜ、いままでコイツを数年間も放置してきたんだ。。。」

と自分の宝の持ち腐れぶりに、ゲンナリしつつも、早速PCとのセットアップを完了させ、CAROLのハイレゾ版をサイトよりダウンロードしました。

 

「いでよ!ハイレゾ!!パイルダーオーン!!」

と、ワクワクしながらプレイヤーのスタートボタンをクリック。

さあ、そこから聴こえてきた音は。。。。

まあ、オチとしては「結局CDとの音の違いがよくわかりませんでした。。。」となると思うでしょ?

ところがどっこい、期待を裏切って?ヘッドホンから流れてきた音は、今まで聴いてきたCAROLの音から、薄皮を数枚はがしたような、びっくりするほどクリアーで粒の揃った音。

CDでは聴こえてなかったような、クリーントーンのコンプの強くかかったカッティングギターの音や、生ピアノの録音ブースの空気感までが、みごとに再現されていて

「ハイレゾ、やべえ」

と、しばし呆然としてしまいました。

ハイレゾで再現されることで、壮大なスケール感がさらにアップされて、あらためて、この「CAROL」というアルバムの良さを再認識しましたね。

 

すっかりハイレゾの魅力にはまってしまい、その他のミュージシャンや様々なジャンルもハイレゾで聴いてみたのですが、シンプルなロックで、曲の勢いで聴かせるタイプの音源は、ハイレゾになったらといって、そこまで大きな変化はないですね。やっぱりこういったタイプのロックは、その荒削りさが魅力の一つであり、音が多少良くなったからどうこうというものではなさそうです。

一方、ハイレゾでオススメしたいのはジャズです。サックスを吹くときの息づかいや、ウッドベースに指がこすれる音が生々しく再現されて、今まで聞き込んだアルバムであればあるほど、新しい発見に驚くのではないでしょうか。

 

いやー、しかし既にCDで持っているアルバムを、わざわざハイレゾ音源になったからといって、あらためて3000円も出して購入するか?と思っていたのですが、これは買ってしまいますね。何度も聞き込んだアルバムであればある程、あれ?こんな音も入ってたんだっ、ていう発見と感動が大きいですから。

通常CDからリマスター版、そしてハイレゾへと、レコード会社も、なかなか美味しい商売方法を新たに見つけたなって感じですかね。

まあ、それにまんまとハマりそうな自分ですが。。。

CAROL DELUXE EDITION(完全生産限定盤)(DVD付)

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