好景気は本物?日経平均が15年ぶりの高値へ
※写真と本文は一切関係ありません
19日の東京株式市場で日経平均は終値で1万8264円となり、ほぼ15年ぶりの高値をつけました。
株価上昇の原動力となったのは、円安や原油安の影響で、国内の企業の業績が好調さを維持していることや、去年10月から12月までのGDPが3期ぶりにプラスとなり、海外の投資家の間で日本経済の先行きに期待感が出ているためです。
また、厚生労働省が19日に発表した2014年の賃金構造基本統計調査によると、正社員を中心としたフルタイム労働者の賃金が18年ぶりの伸び率を示したとのこと。
本格化している今年の春闘においても、大幅なベア(賃金のベースアップ)を認める動きが見られます。この流れが定着すれば、個人消費にも良い影響が出て、回復途上の日本経済に弾みがつくと期待されます。
こういったことを踏まえて、株価はまだ上昇する可能性が高いと考えている専門家は多いようです。
僕だって株をはじめたい!
「よっしゃ、株やで!ピケティもあくせく働くよりも、投資の方が儲かるって言っとったし、さっそく株を始めるでー!!」
となけなしのお小遣いの数十円を握りしめ、証券会社の窓口のお姉さんに
「これで、株始めたいんやけど」
とお願いするも、
「うふふ、坊や、これはしっかり自分のお財布にしまっておきなさい」
とお姉さんは、優しい微笑を浮かべて、はぐらかすばかり。
「なんでや!株が儲かるって聞いたから、僕も株を始めたいんや」
と引き下がるも
「ごめんね坊や、株を始めるには、もう少しだけお金がいるの。だから、このお金は大事にしまっておきなさい」
と諭され
「金儲けするためには、それ相応の元手が必要やねんな。結局、貧乏人はいつまでたっても貧乏のままや!」
と涙を浮かべて帰る路すがら
「蛍、なんですぐ死んでしまうん?」
などとつぶやきつつも、途中で見かけた駄菓子屋できなこ棒を買い
「あ、当たった!おばちゃん、もう一本や!」
と一転大喜びし、うーん、お金はないけど、これもまた小さな幸せ。と感慨に浸るのも人生です。(なんのこっちゃ)
安易な参入は禁物
確かにお金が有り余っているという人は、それを投資に回すのが一番賢い選択であることは言うまでもありません。
しかし、そこまでの余裕がない場合、安易にマネーゲームに手を出すのはお勧めできません。株をするにしても、「これ儲かりそうやな」といったギャンブル的発想で購入するのではなく、その会社の商品や経営方針に共感して、「この会社を応援したい」という純粋な理由で購入するべきでしょう。でないと、海千山千の魑魅魍魎たちが暗躍している株式市場で、我々のような素人は必ず泥沼に陥ります。
ほぼ全員が「株は儲かるでー!まだまだ上がるでー!」と思った瞬間に、
ドーン!!
と喪黒福造よろしく爆下げするのが株と女心(?)です。
世界恐慌が起こる前も、世界は空前の好景気で、株価は毎日爆上げ、「永遠の繁栄」などと言われていました。
しかしジョン・F・ケネディの父であるジョセフ・P・ケネディは、街の靴磨きの少年から
「おっちゃん、儲けるには株やで」
と勧められたことから、不況になる日が近いと予測し、暴落前に株式投資から手を引いたという有名な逸話もあります。
うーん、しかし、今の日本の状況は、まだそんな爆上げ段階ではなく、やっとその準備に入ったところって感じですよね。
なんか魅力的に見えるのは間違いないんだよなあ。(もちろん元手も、無いんですけど!)
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