線虫を利用して「がん」を早期発見、コストは1回100円!
日立製作所と九州大学は、「線虫」ががん患者の尿の臭いに寄りつく習性を利用し、がんを低コストで発見できる装置を共同開発、2018年にも発売することを発表しました。
ただしこの検査では、がんの種類まではわからないので、体内のどこにあるかは最終的にX線などを使う従来型の検査で判定する必要があるようですが、検査にかかるコストが1回100円と、非常に手軽に検査ができるため、がんの早期発見につながり治癒率の向上や医療費の抑制が期待されます。
患者と健康な人を合わせた300人強の被験者で実験したところ、9割以上の高い精度で、がんの有無を確認できたとのこと。
あなたの知らない線虫
研究に使われる線虫。体長約1mm
しかし、線虫ですよ。。。
なんか、線虫って聞くと、うねうね動いて気持ち悪いし、寄生虫に多いこともあり、良いイメージがなかったのですが、
サトシ「センチュウ、お前にはそんな特性もあったんだな。人間の役に立ってくれるなんて、お前本当はいいポケモンなんだな!」
センチュウ「センチュー」
ピカチュウ「ピカー!」
ということで、サトシとピカチュウも線虫のことを見直したようですので、私も線虫についての先入観を取り払うべく、いつも通りグーグル先生に詳しく聞いてみましたよ!
線虫には、人間の寄生虫をはじめ、人間の生活に関わりの深いものも多いが、その大半は寄生をしない自由生活のものである。どれぐらいの種数があるのか、まだはっきりとはわかっていないが、その最大限の見積もりは、1億種類とも言われている。これが本当であれば、昆虫の種数を大きく抜き去り、地球上の生物種の大半は線虫が占めていることになる。
ぬぅうう、線虫一族恐るべし!
人間との関わりとして、植物に寄生し、松枯れ病を引き起こしたり、農作物に深刻な被害を与えるモノや、 ヒトに寄生するモノとしては、カイチュウ、ギョウチュウの他、象皮病の病原体であるマレー糸状虫、魚介類を通して感染するアニキサスなどがよく知られている。
あぶない、あぶない!まんまと騙されるとこやったでぇ。センチュウ!お前やっぱり最悪やんけぇ!
線虫の構造は非常にシンプルで扱い易いため、モデル生物として多くの研究に利用されている。
最近では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)により、線虫を使った実験が、微小重力下で宇宙飛行士に生じる筋萎縮の発生を解明するためのモデル系になる可能性が報告されるなど、人間の体の仕組みを細胞レベルから解き明かす研究に広く活用されている。
お、おぅ。まあ、根っから悪いやつでもなさそうやのぉ。
とまあ結局、人間にとって良い線虫から悪い線虫まで、非常に多くの種類がいるようです。
ちなみに今回、がんの発見装置に利用されるポケモン線虫は、「Cエレガンス」と呼ばれ、研究用途に広く利用されており、何かに寄生などはしない自由生活性の「良い線虫」のようです。
将来的には家庭内で簡単にがん検査ができるキットの商品化にもつなげたいとのことで、日本人の死因のトップである「がん」の早期発見に、線虫くんの今後の活躍が期待されます!
線虫かわいいよ線虫。。。(アブナイ)
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